中国は開発独裁だと、政治学者が言っていたのですが、そもそも開発独裁とはどういう意味なのですか? 後進国が先進国に追い着く経済成長をするために、政治体制への参加を著しく制限する独裁を行い、正当化する体制です。 後進国でいき 歴史を学んで世界が見えるような記事を書いていきます。, そして低賃金を維持しつつ、外国企業を積極的に誘致しました。そのうえで、輸出を強化するために工業製品の生産に注力するという政策を強力に推し進めたのです。, マレーシアの南にあるシンガポール。観光などで人気ですがこのシンガポールはリー・クアンユーとその息子のリー・シェンロン政権が2020年現在も継続してシンガポールを独裁体制で統治しており、別名として, そして、1990年代以降は一部の国を除いて、開発独裁を行う国は無くなりつつあります。, ただし、現在でも中国は民主化とはほど遠い状況にあり、未だに開発独裁を継続していると見ている専門家もいるようです。, グローバル化が進む現在では、開発独裁という世界標準とは言えない政策を取り続けるのは無理があると言わざるを得ません。. ニュースや新聞で世界情勢の話題になったとき、「国際連合」というワードを聞いたことはありませんか?最近でいうと昨年、環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんが各国首脳の前でスピーチして話題になりました。中学 ... 1914年から1918年にかけてヨーロッパでは第一次世界大戦が繰り広げられていました。 そしてこの戦争はヨーロッパの体制を根本から崩すこととなり、現在にもつながる影響も残すことになったのです。 今回 ... 世界の政治体制は、それぞれの国によって違っています。同じ民主主義国家でも、国によって大統領制をとっている国、議員内閣制の国と、政治体制の採用が違っているのです。 日本は、御存じの通り、議院内閣制を採用 ... 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。, 歴史は今の生活の糧となることを信じている一大学生。
シンガポールの「建国の父」リー・クアンユー元首相が亡くなった。リー氏の死をもって東南アジアの小さな島をアジアの金融センターにまで押し上げた開発独裁型統治は完全に終焉を告げた。域内の経済連携が進み、中国も金融覇権への野心を隠さない中、アジアはどう変わっていくのか。. 一般的に開発途上国では、国民の知識レベルが低いという場合もありますのでその際は開発独裁 ... ただし、現在でも中国は民主化とはほど遠い状況にあり、未だに開発独裁を継続していると見ている専門家もいるようです。 グローバル化が進む現在では、開発独裁という世界標準とは言えない 「開発独裁」の再検討 谷 浦 孝 雄 ... リピン)、中国、ベトナムがあげられる。 実例に基づいて理論化を試みるこのような研究の傾向として、実例として取り上げるサ ンプルの数、サンプルの範囲によって結果が左右されやすいことはいうまでもない。サン プルを限定すればサンプルに固有な シンガポールの建国の父、リー・クワンユー元首相が去る23日、91歳で逝去された。1965年にマレーシアから独立したシンガポールは、今年建国50周年を迎える。独立とその後の驚異的な発展を導いた同氏は、建国50周年を目にしたかったに違いない。ご冥福とシンガポールの友人へのお悔やみを申し上げる。, 私事になるが、前職で1998年から2001年までシンガポールに駐在し、たしか2000年に現地の日本商工会議所が主催するリー・クワンユー氏の講演を聞く機会があった。当時すでに76歳で、ほぼ現役を退いていたが(上級相という名誉職だった)、聴衆を圧倒する眼光の鋭さに、建国を成し遂げた指導者の凄みを感じたものだ。, ところで、シンガポールの成功やリー・クワンユー氏の功績を語るとき、必ず独裁的な政治体制の是非が議論になる。同氏は、独立後25年間に渡って政権の座にあり、強権的に国家を指導した。現在、長男のリー・シェンロン首相が跡を継いでいる。民主主義国家ではあるが、与党に有利な独特な選挙制度のため、建国以来今日まで、事実上PAP(人民行動党)による一党独裁が続いている。, もちろん、世界では、独裁国家は珍しくもなんともない。よく「開発独裁」と言われるように、発展途上国では独裁国家が多い。中国も、指導者こそ代わるものの、共産党による支配が続いている。というより、アメリカ・欧州諸国・日本などの純粋な民主主義の方がむしろ例外と言っていいだろう。, 欧米や日本など先進国が民主主義で、中南米・中東・アフリカの発展途上国が独裁国家なので、一般には、民主主義は優れた政治体制、独裁は開発初期段階に限定すべき過渡的な政治体制だとされている。ただ、シンガポールの成功を見ると、民主主義が本当に優れているのか、疑問に思わざるを得ない。, 民主主義国家で選挙をすると、大衆に人気のある者が指導者に選ばれ、必ずしも政治家として優れた人物が選ばれるとは限らない。シンガポールのように、強引な手法で指導者の地位を勝ち取った実力者がそのまま独裁政治を続けた方が、良い結果を生む可能性がある。, もちろん、政治的に優れた独裁者が国家運営においても優れた手腕を発揮するとは限らない。独裁政権に対して外部のチェックが働かないので、腐敗・堕落を招きやすい。シンガポールの成功を見て独裁体制を称賛する向きもあるようだが、実態は、民主主義に比べて、うまく行く場合とうまく行かない場合の振れ幅が大きいということだろう。, 独裁国家が成功するかどうかは、独裁者の能力が最も大切だが、それだけではない。注目したいのは、官僚の存在だ。よほど小さな国家は別として、発展し、複雑化・大規模化してくると、天才的な独裁者でもすべての決定・指揮を担うのは困難になる。独裁者を支える官僚が優秀で、行政面で機能するかどうかが、独裁体制の成否を左右する。, シンガポールでは、シンガポール大学を中心に計画的に官僚の育成に努めてきた。優秀な人材を政府に引き入れ、実力主義で若い頃から重要ポストを与えた。民間企業を大きく上回る報酬を支払うことによって、不正・腐敗を防いでいる。一方、旧ソビエトで共産党による独裁がうまく行かず、最終的に崩壊したのは、「赤い貴族(ノーメン・クラツーラ)」と呼ばれた共産党幹部や官僚が私利私欲に走り、堕落したためだとされる。, その点、最も注目されるのは中国だ。中国では、習近平主席が腐敗撲滅運動を推進し、党幹部・官僚を次々と粛清している。貧富の格差が拡大する中、赤い貴族たちが庶民の羨望の的になっており、共産主義体制を維持するには、腐敗撲滅が重要ということだろう。一方、江沢民元国家主席の影響力を排除しようという権力闘争の側面も強いとされている。, 腐敗撲滅運動によって党幹部・官僚が機能するようになると良いのだが、単なる権力闘争に終われば、習近平派の赤い貴族が権力を掌握するに過ぎない。前者ならシンガポールに近づき、後者ならレーニン時代のソビエトに近づくというところだ。中国の腐敗撲滅運動がどう展開していくのか、しばらく目が離せない。. ´ãè¿ããä¸å½çµæ¸, 2005å¹´11æ15æ¥ãå®äºæ±æ¯ãæ¬æ²è¼. Learn history and connect it to the present, 皆さんは「開発独裁」という言葉を耳にした事はあるでしょうか?独裁と聞くと、どうしても悪いイメージが頭に浮かんできます。独裁政治・独裁国家など・・・。, ただ独裁政治や独裁国家にもいい面があるようです。それは、意思決定がスムーズに行われるという点です。, 独裁者がリーダーシップを発揮しやすいので、急を要する場面では物事が素早く決定します。, そもそも開発独裁とはどんなものなのか、十分理解していないという方もたくさんいらっしゃるるようです。, 開発独裁とは、国の貧困状況を解消するために、工業化を政策の最優先課題に掲げ、それに反対する勢力を強圧的な手段で抑圧する政治のあり方の事です。, 工業化が必要であるという世論を背景に行われ、1950~70年代の開発途上国で多く見られました。, 国の工業化を優先する場合、その方針に反対するグループの意見も取り入れたうえで議論を行っていてはなかなか前に進まず、時間もかかってしまいます。, そのため、国の方針を推し進めるためには政治的な安定が不可欠と考え国民の政治参加を著しく制限し、そのうえで独裁的に方針を推し進めるというやり方が開発独裁なのです。, 1980年代に入ると、多く新興地域の国々が開発独裁を行う事によって飛躍的な経済成長を成し遂げているのです。, 国会など、公の場で話し合う必要がありませんので、政府の方針がただちに実行されることになります。, また、政府の決定が明らかに正当な場合、あるいは間違いなく国民ひとりひとりの利益につながる場合には、その国と国民にとって大きなメリットにつながります。, 一般的に開発途上国では、国民の知識レベルが低いという場合もありますのでその際は開発独裁が大いに国益にかなう場合があるのです。, まずは、政府が何事も一方的に決めてしまう事になるので、そこに不平等が生じてしまう場合があります。, それに、多種多様な意見や案が出てきませんので、仮に政府の決定が間違っていた場合、国民にとってはたいへんな不利益が生じてしまいます。, この様な事態に陥ってしまうとリカバリーも困難を極めますので、政府の責任は重大です。, 開発独裁は、主に一党独裁政権や軍事政権によって行われており、世界各国で行われました。では、どのような国が開発独裁を行ったのか見てみましょう。, お隣の国韓国では、1963年から1979年まで大統領として国を治めた朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が、開発独裁を行っていました。, そして低賃金を維持しつつ、外国企業を積極的に誘致しました。そのうえで、輸出を強化するために工業製品の生産に注力するという政策を強力に推し進めたのです。この政策が功を奏し、韓国は漢江の奇跡と呼ばれる経済発展を成し遂げます。, そして、これと同じ手法が台湾やシンガポール、それに南米の国々でも用いられるほど評価されることになります。, その結果、当時の韓国においては国の経済に大きく貢献したという事で、開発独裁は国民からたいへん大きな支持を集める事になります。, ただ、韓国の開発独裁の成功は、ベトナム戦争の特需が大きく影響したという見方もあります。, そのため、一部の財閥だけが外国資本を優先的に取り込み、利益をひとり占めにしてしまうという構図を招いてしまったのです。, この財閥の存在は、現在も韓国社会の問題となっていて、世界各国から開発独裁の弊害として注目されています。, 1968年大統領に就任し、その後30年に渡ってインドネシアを治めたスハルト大統領もまた開発独裁を行った事で知られています。, スハルト大統領は国民の自由や政治への参加を徹底的に抑制し、自らが国軍と官僚を率いて開発独裁を行いました。, もともとインドネシアは豊富な原油資源に恵まれていますが、世界の原油価格の変動によって経済が大きく影響を受けるという課題がありました。, その課題を解決するために工業化を推し進め、過度に原油に依存したインドネシア経済の構造転換を図ろうとしたわけです。, しかしながら、アジア通貨危機の影響を受け政治・社会の混乱を招き大統領辞任に追い込まれます。. まず、中国が採っている一党独裁という政治体制の下では、経済発展を目指すにあたり、公平性よりも効率性が重視されやすいという問題がある。実際、中国において所得格差が拡大しており、それが社会の安定を脅かす原因となってきている。 また、深刻になりつつある環境問題の解決が難� アジアは中国にのみ込まれるのか. そこで本稿では,このような国内の経済社会的な諸矛盾が中国共産党・開発独裁体制に対 していかなる国内的及び国際的な政治問題を突きつけるかについて論点を整理するとともに, 初歩的にこの体制の耐久力についても考察する。さらに,国内の諸矛盾がいかにシナの対外 政策に影響を与え Amazonで唐 亮の現代中国の政治――「開発独裁」とそのゆくえ (岩波新書)。アマゾンならポイント還元本が多数。唐 亮作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また現代中国の政治――「開発独裁」とそのゆくえ (岩波新書)もアマゾン配送商品なら通常配送無料。 シンガポールの「建国の父」リー・クアンユー元首相が亡くなった。リー氏の死をもって東南アジアの小さな島をアジアの金融センターにまで押し上げた開発独裁型統治は完全に終焉を告げた。 Copyright © 2020 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved. 開発独裁(かいはつどくさい、英: developmental dictatorship、developmental autocrat)とは、 。クラウドに好きなだけ写真も保存可能。, このショッピング機能は、Enterキーを押すと商品を読み込み続けます。このカルーセルから移動するには、見出しのショートカットキーを使用して、次の見出しまたは前の見出しに移動してください。, 中国の経済的な発展は素晴らしい。開発独裁体制が上手く機能した結果であることが、よく理解できた。顕在化した問題の解決をどう行うかに興味がある。, 共産中国が、資本主義経済を導入することにより、成長はするが格差が広がるという、全く日本と同様の現象に悩まされていく皮肉を認識できた、さらに医療制度、社会保障、地方と農村の格差、少子化と高齢化社会、10年、20年後の中国は、日本以上の困難に遭遇するだろう、官僚、共産党幹部と地方官僚、党幹部の腐敗が社会をむしばんでいく様子が理解でき、これから中国一党独裁が倒されるあるいは、国際的にも緊張を引き起こす要因が高まることを予想させる。, 本書の著者は中華人民共和国の国家制度とその変容、民主化をめぐる問題に関して、日本で第一人者といえる研究者である。, 商品詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。チェックした商品詳細ページに簡単に戻る事が出来ます。, © 1996-2020, Amazon.com, Inc. or its affiliates. アジア通貨危機は1997年にタイを中心として、アジア全体に通貨下落が起こった現象です。これによりタイだけでは無く、フィリピン・インドネシア・マレーシア・韓国・香港などの広範囲経済に大きな打撃を与えまし ... そして辞任後も、自らが大統領就任時に行っていた身内への不正な利益供与によって法的責任を追及されています。, しかしながら、スハルト大統領が既に高齢であった事と、健康面で不安を抱えていたため刑事訴追は免れています。, そして、スハルト大統領は自らが招いた混乱の責任を取ることもなく、国に多大な損害をもたらした大統領として、今でも語り継がれているのです。, マレーシアの南にあるシンガポール。観光などで人気ですがこのシンガポールはリー・クアンユーとその息子のリー・シェンロン政権が2020年現在も継続してシンガポールを独裁体制で統治しており、別名として『明るい北朝鮮』といわれています。, 明るい北朝鮮って何だか物騒な名前ですがようするに独裁体制ということ。シンガポールは元々交易の拠点であることに加えて、華僑などの力を借りながら経済基盤を構築していき、シンガポールは今では東南アジアどころかアジア全体でも引けを取らない経済大国へと成長を遂げており、世界でも指折りの信頼できる国として評価されています。, ちなみに独裁といえば汚職がつきものですがシンガポールの汚職の少なさは世界トップクラス。日本を抜いてアジア1位であり欧米以外では最も政治腐敗の少ない国家だそうです。すごいですね。, しかし、独裁体制に不満を持つ人はもちろん一定数いて、2011年の総選挙においては与党の人民行動党の得票率は60.1%と独立後最低を記録するなど若者を中心に政治に不満を抱く層が増えていきほころびが見え始めていることもチェックしておかなければなりません。, 1970年代に入ると、各国で開発独裁への批判が高まり、次第に民主的な政治を求める気運が高まります。, そして、1990年代以降は一部の国を除いて、開発独裁を行う国は無くなりつつあります。ただし、現在でも中国は民主化とはほど遠い状況にあり、未だに開発独裁を継続していると見ている専門家もいるようです。, グローバル化が進む現在では、開発独裁という世界標準とは言えない政策を取り続けるのは無理があると言わざるを得ません。中国が現在抱えている各国との摩擦を見れば、そのことは明白です。, 他の国とその国民が豊かになれば結果的に自国にもいい影響をもたらす、このような意識を持ってのぞまなければ今後の国の有り方を見誤ってしまうことになりかねません。. Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。, 一党支配のもとで急速な経済成長を続ける中国。その政治体制はどのようなもので、改革開放路線によりいかなる変化が生じているのか。中間層の拡大や社会的諸矛盾の深刻化は、民主化をもたらすのか。現在の中国を「開発独裁」として捉え、その政治構造や変動のダイナミズムを丹念に分析。民主化のゆくえをリアルに展望する。, 一党支配のもとで急速な経済成長を続ける中国。その政治体制にはどのような特質があり、改革開放路線によりいかなる変容が生じているのか。中間層の拡大や社会的諸矛盾の深刻化は、民主化につながるのか。現在の近代化戦略を「開発独裁」として捉え、その政治構造や変動のダイナミズムを丹念に分析。民主化のゆくえをリアルに展望する。, 革命とナショナリズム――1925-1945〈シリーズ 中国近現代史 3〉 (岩波新書), 全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。, さらに、映画もTV番組も見放題。200万曲が聴き放題