btRitual_mask
今までなんでこれに気づかなかったんだろう
嗜癖の研究をしてきて、これほど直結してるものは無いと感じた
仮面は昔から、正体をわからなくするためや、儀式や祭礼の時に何かになりきるために使われたりしている
紀元前4000年には既にあったし、日本でも縄文時代からあるし、今でも能面として残っている
遊びは文化よりも古い、とホイジンガが唱えたことがあるが、
仮面は儀式と強く結びついていて、大雑把に言えば儀式とは何かになりきる遊びである
一定のルールに基づき人の日常生活とは異なる特別な行為である
その遊びがミームとして広がり文化を築いていることもたくさんある
正体をわからなくして演技をし、その新しい世界をつくるという遊び
これにより自分や自分の周りにある人たちは現在の世界とは別の世界に行く事が出来る
自分ルールの少し発展した思考な気がする
仮面をかけることで、個性を消すこともできるし、無理矢理個性を作り出すことも出来る
なぜだか人間だけ、顔の前にものをつけるだけで自分を変えることが出来る
今の時代、何になりきれば無敵になれるのか?どんなキャラになりたいのか?
それとも顔がなくなる方が幸せなのか?